浄土真宗本願寺派 一乗山 妙蓮寺

お知らせ

2021.12.6

やれ寒ぶ やれ寒ぶ 

足もぬくめ 手もぬくめ

なむあみだぶで 心ぬくめて

(浅原才市同行)

浅原才市(クリック)

12月に入っていよいよ寒さが増してきました。

足や手は、ストーブや炬燵で温めることができます。

でも、心はどうすれば温もるのでしょうか。

寂しい、悲しいという心のありだけを、友人や家族に聞いてもらえる人はいいですね。

その一端でも、分かってもらえる場所がある人は、そこに心があたためられることでしょう。

でも、なかには孤独のなかで、寂しさや悲しみを誰にも聞いてもらえず、わかってもらえないという方もあります。

そんな時、私たちの先輩方は「なんまんだぶ」「なまんだぶ…」とお念仏されてきたのです。

お寺の本堂やお仏壇、そしてお墓の前で。

また、田畑を耕し、漁をし、炊事、洗濯をするなかでお念仏されてきました。

自宅や病院や施設での夜。
寂しくて辛くて眠れない時にも、頭から布団をかぶって「なんまんだぶ」「なんまんだぶ・・・」とお念仏申されてきたのです。

「なんまんだぶ」は阿弥陀様がご一緒くださるすがたです。

自ら発した声でありながら、そのままが阿弥陀様の喚び声なのです。

「独りじゃないぞ」「ずっと一緒にいるよ」「何があっても見捨てはしない」「死んで終わるんじゃない。我が国に生まれてゆくんだ」「さよならじゃない。また会える命になるんだよ」と。

お念仏に出遇えて良かったですね。

【御正忌報恩講】

今年も12月9日~16日。

ご講師は、行橋市の野田成敏師です。

先生は、教学に明るく、節談説教も得意とされる先生です。

そこで、この度は高座説教でお取次ぎをくださいます。

皆さんとお念仏して、心をぬくめて新年を迎えたいものです。

法務員の摂受くんが、率先して草取り。

その姿に促され、私も空いてる時間で草取りをしました。

皆様のお越しをお待ちしております。

浄土真宗本願寺派(西本願寺)-親鸞聖人を宗祖とする本願寺派