浄土真宗本願寺派 一乗山 妙蓮寺

お知らせ

2023.07.9

先月より、お勤めは「正信念仏偈」に戻しています。

皆さんと一緒に声を出してお勤めができることがとても楽しく、尊くさえ感じます。

今月はお盆のお話をしました。

浄土真宗のお盆は、先立たれた方を仏さまとして偲びます。

阿弥陀さまのお浄土より、遺された私たちのところに還り来りて、

仏様としてずっとご一緒くださることを

あらためて感じさせていただく、またとない期間なのです。

法話後、一人の方が

「先立ったあの母も、あの友人も、ずっとここにいると感じています」

と胸を指して仰ってくださいました。

『拝読 浄土真宗のみ教え』 「お盆」

亡くなられた先人たちのご恩に対し、あらためて思いを 寄せるのがお盆である。

親鸞聖人は 仰せになる。

願土にいたれば すみやかに 無上涅槃を証してぞ
すなはち大悲をおこすなり これを回向となづけたり

浄土へと往生した人は、如来の願力によってすみやかに さとりをひらき、
大いなる慈悲の心をおこす。

迷いのこの世に還り来たり、私たちを真実の道へ導こうと常に はたらかれるのである。
仏の国に往き生まれていった懐かしい人たち。
仏のはたらきとなって、いつも私とともにあり、私をみまもっていてくださる。

このお盆を縁として、すでに仏となられた方々のご恩をよろこび 念仏申すばかりである。

浄土真宗本願寺派(西本願寺)-親鸞聖人を宗祖とする本願寺派