浄土真宗本願寺派 一乗山 妙蓮寺

お知らせ

2021.11.27

コロナ禍の為、遅々としておりました納骨堂再建ですが、ここにきて前進しております。

新築する納骨堂には、皆様に永く安心してお遺骨をお納め頂けるよう、鉄筋コンクリート造を考えております。

妙蓮寺の立地は、丹生川沿いではありますが、大分県が発表している「南海トラフ地震ハザードマップ」の危険区域からは外れています。(参考資料※1)

しかし、今後考えられる様々な災害にも耐えうる、基礎、地盤から頑丈な建物にしたいと考え、お金はかかりましたが詳しいボーリング調査(参考資料※2)を行いました。

ご縁あって、コロナ禍前までは東日本大震災の被災地や被災寺院に毎年お伺いをしておりました。

震災当初、被災寺院のお墓はほとんど津波が進んだ方向に倒れ、なかには車が墓地に流れ込み、お墓に覆いかぶさるように放置されていた光景を目の当たりにしました。

震災から3か月ほどが経っていましたが、撤去するにも、元に戻すにもすぐにはかなわず、かなり時間がかかるとのことでした。

その倒れたお墓の前に立ち、ずっと手を合わせておられる多くのご門徒さんの姿が心に残ります。

また、他宗のお寺の墓地でしたが、お坊さんが流出したお骨を集めて一生懸命に洗っておられるお姿も見かけました。

そこで、この度再建する納骨堂は、現在の厳しい建築基準にのっとり、基礎から頑丈な鉄筋コンクリートで造ることに決めました。

東日本大震災では鉄筋コンクリートの建物は津波に強かったことも分かっています。(参考資料※3)

鉄筋コンクリート造は、これもお金はかかりますが、何よりご門徒の皆様に、物心両面より末永く安心してお骨を安置頂ける納骨堂を再建したいと考えています。

◎1月には、既存の加入者にむけた新しい納骨堂の加入説明会を行う予定です。
また、劣化が著しく進んでいる現在の納骨堂も1月頃には崩し始めたいと思います。つきましては、12月中に本堂内に仮の遺骨安置場所を設置する予定ですので、継続して加入をお考えの皆様には年末年始にかけてお遺骨の移動をお願い致します。

※説明会の日程、お骨の移動時期などの詳細につきましては、整い次第、現加入者様にむけてご案内を致します、いましばらくお待ちください。

現在、毎日のように新しい納骨堂に関するお問い合わせがあり、なかなか詳細を申し上げることができず大変申し訳なく感じております。

【参考資料】

1 (ピンクで囲んだ箇所が妙蓮寺です)

 

◎ハザードマップを掲載したことで、もしも何かしら気分を害された方がおられましたら、大変申し訳けなく存じます。ただ、ご門徒の皆さまが少しでも安心してお参りでき、納骨して頂きたいという思いで掲載しております。

※2 ボーリング調査は何をする ?ボーリング調査の必要性について(クリック)

※3  鉄筋コンクリートの建物は津波に強かった – 日本経済新聞 (クリック)

浄土真宗本願寺派(西本願寺)-親鸞聖人を宗祖とする本願寺派