浄土真宗本願寺派 一乗山 妙蓮寺

お知らせ

2022.04.8

4月8日は、お釈迦様がこの世にご誕生くださった日です。

明るい光が差し込み、穏やかな時間が流れます。


今日は、皆さん多くの方がお参りなされて、とても有難い一日でした。

※写真の量が多いため、携帯電話でご覧の方は、写真や文字が表示されるまで時間がかかることがあります。

花御堂

お釈迦様の降誕会(ごうたんえ)は、古くは灌仏会(かんぶつえ)といい、日本では桜が咲く季節に当たるため(諸説あり)、明治の頃から花まつりとも言われてきました。

十方に七歩 「天上天下唯我尊 三界皆苦吾当安之

灌は「そそぐ」という意味で、お釈迦様がご誕生になられた際、天から甘露の雨が降りそそいだと伝えられることに由来します。

元仏教婦人会会長さんはお孫さんを、婦人会役員さんのおひとりはお子さんを連れてきてくださいました。

次女も学校から帰ってきてお参りしてくれました。

年配の方はもちろん、幼い子ども達が手を合わせ、甘茶をお釈迦様にそそいでくださる姿は、尊いものですね。

法話 皆さんのお聴聞の姿に嬉々として話します。

安楽浄土にいたるひと 五濁悪世にかへりては 

釈迦牟尼仏のごとくにて 利益衆生はきはもなし (親鸞聖人/『浄土和讃』)

お寺に来て、合掌し、お経を拝読し、お念仏申す・・・


その一々の背後には、あの懐かしい先立たれた方々が仏様と成って還ってこられて、私たちをお導きくださっているのです。

阿弥陀様を告げて下さった、お釈迦様のように。

法務員の摂受くんがパノラマで撮影 おもしろい画です
お花を供え、甘茶を注ぎます
若仏婦の方々が積極的にお手伝いくださいました
消毒してから甘茶をかけます。
カメラマンがたくさん
おばあちゃんと一緒に(写真掲載のお許しを頂ています)

老若男女のご門徒が世代を超えて一堂に集まり、お釈迦様が説かれた阿弥陀さまのお救いを聞くことができましたことは、住職として、坊守として、仏教徒として何よりの慶びです。

法務員の摂受くん いつも姿勢が美しくお参りしてくれます
総代長 挨拶
仏壮会長 挨拶
仏婦会長 挨拶

お釈迦様が阿弥陀様のお話をたくさん説いてくださったことが、私たちのお経となりました。

お経によって私たちは阿弥陀様を知らされます。

「あなたのところに、阿弥陀さまがもうご一緒ですよ」と。

お経を拝読するということは、時空を超えてお釈迦様に出遇っているのです。

そして、お経に表された阿弥陀様のお救いのいわれを聞いて阿弥陀様に遇うのです。

そのありだけが、お念仏の一声に約まっていたのです。

そうすると、お念仏を称えたり、聞いたりしているところに、阿弥陀様にも、お釈迦様にも出遇っているのです。

また、先にお浄土に生まれられた、あの懐かしい方々にも出遇っているのです。

もうどこかに先立つ人を探すことはなかったのですね。

お互いさま、皆んなに出遇えて良かったですね。

<関連法話>

→「惟われ人」お釈迦様のご誕生に際して

→お経~読経の意味~

浄土真宗本願寺派(西本願寺)-親鸞聖人を宗祖とする本願寺派